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火曜日, 2月 14, 2012

ワーホリ前半を振り返る

5th month

アイルランドの首都ダブリンに来てから早くも現在5ヶ月目!
12ヶ月の滞在ができますが、まるまる12ヶ月いるかどうか...と考えると
ちょうど前半が終わった頃。ちょっとここで最近の私についてや
英語力にどのような変化があったかなど、振り返ってみたいと思います。



はじめの一ヶ月(9月末〜10月末)
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アイルランドに到着したその翌日から12週間、
語学学校に通いました。
はじめの住まいは学校を通して斡旋してもらったホームステイ。
外国に旅行でなく滞在するのも、学校へ通うのも、ホームステイも初めて。

語学学校はダブリン中心部から少し離れたのどかな街にある
Language in Dublinという小規模な学校。
私は留学エージェント等は通さず、学校のwebサイトから
メールでやりとりをして個人手配しました。

初日の朝、ペーパーテストを受けてレベルごとにクラス分けされます。
教室番号だけ言われて自分のレベルをしばらく知らなかったんですが、
Upper intermediateでした。6クラス中上から2番目です。
クラスメイトの国籍はブラジル、スイス、ベルギー、フランス、スペイン等。
アジア人は私のほかに韓国人の女の子がひとりだけ。

長期で来ている子が多くすでに皆慣れていてよく喋ります。
後から「そんなに皆正確にしゃべってない」ことに気づくんですが、
はじめは『なんで私このクラス来たの!』とおもったぐらい
皆べらべら喋り、私はその真逆でした。
旅行会話程度なら出来てたんですが、自分の考えを言ったりするのは
やっぱり『考えて』→『英語に変換して』って“作業”をしちゃいます。
言いたいことはたくさんあるのに、口からアウトプットするのにタイムロス。
皆や先生の言ってることを聴きとるので精一杯でした。

また、英語を話せるようになることの第一歩って
「欧米人の顔に慣れる」ってことじゃないかと思います。
テレビや雑誌を通して見る彼らは顔立ちがはっきりしてて素敵♡と感じますが
いざ面と向かうと、不思議な「こわさ」があります。
見慣れてないのが一番大きいんだと思いますが、本能が怯えてるかんじ。
話をするときじっと互いの目を見るのがふつうですが、
ブルーやグレーの瞳は魂吸い取られそうな気分になります。
サラ・ジェシカ・パーカーとか怖すぎでしょ。。

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そんなこんなではじめの一ヶ月は特に何もしてなくてもクタクタになり
週末はあまり出かけずよく眠りましたw

ホームステイ先はファミリーではなく
大きい家になぜか一人暮らしのマザーと、犬と猫がいました。
外国らしい大きなお家で周囲も閑静。これもあとから知りましたが
「きちんとした人」たちが住んでる地域でした。

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韓国人は来たことがあるけど日本人は初めてだったようです。
おみやげには北斎の絵の文房具と手ぬぐいを持って行きました。
北斎、知らなかった。。w
イギリスだと大英博物館にも冨嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」があるので
まだ日本のことについて知る機会があるんでしょうけど。
これが『アイルランドの人は日本のことホント知らない』の一発目でした。

食事は「毎日マッシュポテト」「毎日フィッシュアンドチップス」とか
前評判が散々なアイルランドですが、
マザーなりにいろいろ気を配ってくれました。
ご飯の炊き方を誰かから教わってきたり、
スペインのワインを飲ませてくれたり、
アイス食べる?ってきいてくれたり。
たまに「こんな快適なホストハウスは無いでしょう?!」ってドヤ顔するのが
はじめ面白く、だんだんイラッになっていったのですが。。w
良好な関係は築けていたと思います。

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徐々に慣れてきた二ヶ月目(10月末〜11月末)
この頃気づき始めたのですが、
ヨーロッパ人の誇りって凄まじいです。
「アメリカ?ああ、おとといできた国ね」みたいなアレ。
「世界は我々が開拓した」とかそんなハッキリ言うことはないですけど、
トップに君臨してる感をチラホラ感じるんですよね。
そして多くの人にとってアジアは眼中にありません。
見下してる感がある人も中にはいます。

アイルランドなどに英語を勉強しに来てるぐらいですので旅行好きも多く、
「遠くの独特な国々」としてアジアを“見てる”人もいますが
基本的に日本・中国・韓国は一緒くた。
まあ我々が「フレンチイタリアンキュイジーヌ」とか言っちゃうようなものでしょうか。

ちなみに語学学校に来ているのは18〜20代前半が最も多く、
ときどき40代以上のおじさんおばさんも来たりします。
やはり社会人の子や大人のほうがアジアに対しての意識がある気がします。
学校の先生たちも浅く広く色々知っていますね。
日本の車・電気製品メーカーは若い男の子もよく知っていますがw



そして、英語がなかなかうまく口から出せない私に対して
とある先生が「Mito、もっと話さなきゃだめよ。」と一喝しました。
他にもおとなしめな子はいたのになぜか私には以前からほんの少し態度が違うな?と感じていたので、『とうとう来たな』とは思いました。
アジア人だから?とか、話したいことはいっぱいあるのに、、とか、
歯がゆさ、悔しさ、一ヶ月たった頃の疲れ、、等々からか、その日は号泣しながら帰りました。

号泣しながら家に帰ったらこれまた日本の友達から手紙が来ててさらに泣きw、
思いっきり泣いたらすっきり。
立ち直りが早いのは私の長所か、はたまた日本人の不屈の精神力か。
このときから吹っ切れて、
「語順も時制も間違ってようがなんでもとにかくしゃべる」が出来るようになりました。
『私たち英語は母国語じゃないんだから間違えて当然だよ!』って
クラスの子に何度も言われて、頭じゃわかってても身に入らなかったけど
ようやく身体がなじんできたのがこの頃でした。
日本人のあの、「間違っちゃいけない」って呪いは、何なんでしょうねw


三ヶ月目(11月末〜12月末)
語学学校も後半戦。
実は前半戦はもう一人日本人の女の子がAdvanceのクラスにいて
昼食後などに散歩やおしゃべりをよく楽しんでました。
なんだかんだで語学学校って、母国語同士で皆仲良くなるんですよね、、
(それはよくわかるんですけどね。
 同じ国の者同士でしか分かり合えないものって本当にたくさんあるし。)
彼女が11月半ばにコースが修了したので、
後半戦は学校内で私が唯一の日本人に。

若干寂しくもありつつ、この頃にはおかげさまでだいぶ授業にも慣れていたので
日本語封印(!)は英語の学習にはとても良い環境でした。
先生の話を先ほど少し書きましたが、全員ネイティブで良い先生ばかり。
ほんのちょっと人によって態度が違うあの先生ともその後は何も問題なく、
むしろ「すごく進歩したよね...!」と褒めていただいたりしました。うふふ。

12月16日で12週間のコースが修了。
ぺらんぺらんですけど修了証みたいなのをもらいます。
なかなか良いこと書いてありました。
この学校を選んでよかったな〜と心底思いました。
もともとは首都中心部より授業料が安かったのがきっかけなんですけど、、

12週間は長すぎず短すぎず、私にはちょうどよかったです。
これ以上いたらダレてしまうだろうし、
1ヶ月や2ヶ月では私には短かったでしょう。
(ただホームステイ3ヶ月はちょっと長かったかも、、)

外国の学校に通うというのも面白い体験でした。この歳で!
日本では正解を求めてはいよくできましたー、が多いですが
「なぜこの答えを選んだの?」
「もしここであなたの選んだ to を使うなら、こう言い換えられるよ」
「文法としては正しいけれど、日常では絶対使わない」等々、
ネイティブの感覚は新鮮だったし、
Yes / No の後ろの Becauseがとても大切なんですよね。
Because次第では、「なるほどそういうケースもあるね!」となるし。
あー外国の学校っぽい!と思いました。

学校修了同日、ホームステイも最終日。
引越し先はダブリン中心部。
アイルランドに来ていてなんですが都会好きなので、シティ一択でした。
交通機関に乗ることがほぼ無いし、スーパーいくつもあるし♪
ブラジル人の女の子二人とのフラットシェアがスタート。
…でいきなり翌日からロンドン旅行。
※フラット(Flat)は apartment のこと。イギリス英語です。

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四ヶ月目(12月末〜1月末)
クリスマスと年越しを初めて外国で迎えてそわそわ。
日本文化が炸裂する「正月」の写真を各SNSで見ていたら、
一気にホームシックにw 幸い自炊生活が始まっていたので、
カレーや味噌汁、ラーメン、うどん、そばなど最初は日本食に浸ってました。

ダブリンにもアジアマーケットはいくつかあって、
日本の調味料は案外手に入ります。
ただやっぱり日本に比べたら高いものが多いので、
数日に及ぶ日本食無双を楽しんだ後は地元のスーパーで
いかに安く食材を手に入れて口に合うものを作るか、にシフトしました。

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ちなみに欧米を旅行されたことのある方はご存知かと思いますが
こっちは外食が高いんですよね。
なので友達と火鍋食べに♪パブに♪等以外はほぼ自炊です。
たまにくさくさした気分になったときヌードルバーへ行ったりはしますが。
日本は先進国の中でも飛び抜けて外食費が安いですね。
また安くてうまくて、サービス丁寧すぎて、選択肢多すぎますしね!!

そんな日本が日に日に恋しくなるので12ヶ月いっぱいは居なさそうだな、、と
現時点では思っています。OPEN/FIXの6月の復路チケットがあるのでそこで帰るか、最長9月まで延ばすか、ですね。
日本の夏を思い浮かべてうっとりする日々です。


五ヶ月目(1月末〜ここ最近)
英語を話す度胸はついたし、お店もどきどきしなくなったし、
垂れ流してるラジオも聴こえるようになってきたし、
もうあとはお金を稼いで旅行へ行きまくりたいところ。
アイルランドからは格安エアラインがいくつかあるので
ヨーロッパ諸国へ片道4,000円程度で行けちゃったりします。

12月辺りから日本にいる方とwebの仕事し始めてたのですが
せっかくだしダブリンでも仕事探そう!と、1月末辺りから
googleで「Dublin Job」とか「Dublin Job Japanese」とかで検索して
CVをばばばっと送付。
※CV(curriculum vitae)は 履歴書のこと。これもイギリス英語です。
 アメリカ英語ではresume(レジュメ)


するとJapanese Translator の募集をしていた会社から連絡があり、
『Translatorの枠は既に別の人を採って最初の報酬払っちゃったんだけど、
 あなたのGraphic Designのスキルに興味があります。ちょっと話しましょー』
と、とある方と会うことに。

英語学習者向けの教育関係の会社の方で、
楽しく英語を学べるiPhoneアプリのゲームを作ろうとしているそうです。
絵は描けますかときかれたので
「紙とペン貸してください!」とその場で描いてみたところ
『いいね!!』→ あれよあれよと契約書届く

ってな流れでこちらでもお仕事させてもらえることになりました。
英語の契約書とかドキドキです。

If I can で語ってきた「こちらでの仕事」がまさか本当に見つかるとは、、
しかもNative Irishの方なので勉強にもなるし、私自身が一番驚き興奮してます。
母に報告したらとても喜んでくれたり、すごく嬉しい言葉をもらったりして、
また号泣しました。

しかし、ほんっっと、、iPhone持っててよかった…!!!!
こんど滞在中の私とiPhoneについての記事も書きたいです(笑)

…というかんじで今のところ怪我も病気もせず元気に充実した
ワーホリな日々を過ごしてます。
支えてくださってる方々のおかげです。ありがたや、ありがたや

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