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木曜日, 7月 31, 2014

出発前にやっておくといいこと


卒業証明書、残高証明書、英文履歴書、パスポート、保険加入証、航空券...
いろんな書類を揃えてビザがおりたら、ひと仕事完了!ですが
住民票は??・・・等々、まだまだ諸手続きが待っています!
(私はこれでかなり旅ブルーになりましたw)
今回は渡航前の準備でこれやっとかないと!ということを書き連ねます。




役所系の手続き
1)運転免許証の事前更新、必要なら国際運転免許証の発行
2)住民票をぬいて「海外移転」扱いにすれば 日本に居ないあいだの住民税がかからない
3)郵便物の転送届け



1)運転免許証
有効期限が渡航中の日付になっていないか、よく確認してください。
もし渡航中に期限がきてしまうようなら、あのハガキを待たずとも「事前更新」が免許センターで出来ます。必要なものや詳細は 自治体によって異なるので、念のためお住まいの都道府県の公安委員会webサイトで確認してみてください。

東京都の場合は、パスポートをもって「事前更新したいんですけど」と言うだけで、いつもどおりのあの流れです。
海外旅行、出産等の理由による更新期間前の更新手続

また、外国でも運転できるようになる「国外運転免許証(国際運転免許証)」は 日本の運転免許証+写真+2,400円をもって「国外運転免許証ほしいんですけど」と言うだけで、発行されます。
名前ばかりかっこよくて「国外運転免許証!すごい!!」なんて言われたりしますが、なんのことはありません。2,400円払うだけです。有効期限は発行から1年間なので、渡航先でもバリバリ乗る予定の人は より渡航日ギリギリに発行してもらったほうがトクと言えます。

ちなみに「運転免許証がもらえるまでの教習時間」、日本は世界的にも長いらしく、日本で運転免許証とれたなら どこでも大丈夫!というぐらい、日本の運転免許証は実はスゴイんです。なかにはお金を払うだけでもらえてしまう国もあるようですよ(((( ;゚д゚)))) ぜひ現地で話のネタにしてみてください!
国外運転免許証 - 警視庁


2)住民票
1年以上日本を離れる可能性がある場合、住んでいる自治体の役所へ行って「海外転出届」を出せば 日本にいないあいだの住民税などの課税対象になりません。届けを出して「居ないことになっている間」は国民健康保険も加入できなくなります。
国民年金だけは任意で納め続けることもできます。

帰国後また住民登録をすることで保険や年金などの加入義務が復活します。



3)郵便物の転送届け
郵便の転送届けは郵便局に行かなくてもネットでできます。べんりべんり!
郵便局 - e転居




webを活用して遠隔でも便利にしておこう
1)銀行の口座をネットバンク対応に
2)学生支援機構に返済中の人はwebに登録しておくと便利
3)Skype、Facebook、LINEなど SNSの環境を整えておく



1) 銀行の口座をネットバンキング対応に
すでに持っている自分の銀行口座はできるだけネットバンキング対応にしてしまえば、通帳要らず。web上やアプリで入出金の確認や振込もできるので、外国にいながら 日本のATMに立っているかのように 口座からお金の移動が自由にできます。
そもそもヨーロッパの銀行はネットバンキングが標準であることも多く、口座を開設するとカードだけが命。通帳はもともと存在すらせず、「すべてネット上で確認するのでOKなら口座維持費は無料になるよー」などのサービスを提供しています。

日本の金融機関の場合 ネットバンク対応にするには住所確認や書類、暗証キーカードの郵送など 日本に居るうちに手続きしておかないといけない場合が多いです。
ぜひ日本にいるうちに手続きしておいてください :)
たとえば:
三井住友銀行
三菱東京UFJ銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行


2)学生支援機構に返済中の人はwebに登録しておくと便利
日本学生支援機構 スカラネット・パーソナル
これもwebで 残りの返済額などが確認できて便利。
渡航中は引き落としをしないでほしいなあ、という場合は「猶予」の申請をしましょう。
これも保証人(ご両親など)の署名・捺印が必要なので、日本にいるあいだに。



3)Skype、Facebook、LINEなど SNSの環境を整えておく
いまや地球の裏側ともリアルタイムに、しかも無料で、顔まで見ながら会話ができる時代。
ヨーロッパはおじいちゃんおばあちゃん世代でも嬉々としてSkypeやFacebookを活用しています。
企業も離れた国にいる人とSkypeで面接、なんてことも普通にしているので、今まで使っていなかった方もこの機会にぜひ触れてみてください。
Facebookはもはやインフラになりすぎて、「あー、最近あんまり見てないなー」という人すら居るぐらい。でもさすが世界最大のSNS、知り合った人と連絡をとりあったり様子をみたりするのにはやはり一番のツールです。

LINEは私も日本の家族との連絡をとるのに活用しています。
ちなみにヨーロッパではLINEはあまり知られておらず、WhatsApp Messenger Viberが人気です。
iPhoneやAndroidに加えて、Blackberry、NOKIAを使っている人も多いためかなあと思います。


なお、日本の携帯は独自に進んでいたため「〜 @docomo.ne.jp」など 携帯を持てばメールアドレスがついてきていましたが、ヨーロッパではそういう文化はありません。電話と、電話番号同士でのテキストメッセージしか出来なかった2G携帯から、ほぼいきなりスマートフォンに移り変わったため「メールアドレス」といえば「@gmail.com とかで PCを開いた時やりとりするもの」という感覚があります。

もちろんスマートフォンではPCと同じようにメールのやりとりができますが、連絡先の交換のシーンではまず電話番号、そのあと「FacebookかWhatsappかなにか使ってる?」という流れが 少なくとも若者のあいだではほとんどです。



もちものなど
1)SIMフリーのスマートフォンがあれば世界中どこでも便利
2)Kindleなどの電子書籍で日本の本をいつでも読める
3)ICチップつきのクレジットカードを最低2枚は持とう
4)日本の携帯の回線をどうするか考えよう


1)SIMフリーのスマートフォンがあれば世界中どこでも便利
SIMフリーとは、どんな通信会社のSIMカードでも自由に使えるということ。
日本で売っているスマートフォンは「勝手に他社のSIMにいつの間にか替えるなんて、許さない!!」ということでSIMロックがかかっていることがほとんどですが、docomo では手数料さえ払えば docomoショップでアンロックをしてくれます。
最近では SIMロックはもうやめよう、という流れになりつつあり、はじめからフリーのものもたくさん出始めています。

ヨーロッパはアイルランドも含めて いろんな国の人達が働きに来たり、ホリデーで出かけたりと出入りが多いので SIMだけで販売+プリペイドで使うパターンが一般的です。

また、スマホではなく タブレットや、ポケットWiFiなどは 元々SIMフリーだったりするので こういうのを持ってくるのも有効な手です :)



2)Kindleなどの電子書籍で日本の本をいつでも読める
英語を勉強しに行ったはずだけど、やっぱり日本語の本も読みたくなるもの!!
Kindle や Kobo などの電子書籍リーダーがあれば、ネットで購入できるから 日本からの送料もかからない!





3)ICチップつきのクレジットカードを最低2枚は持とう
アイルランドも含めてヨーロッパは超・クレジットカード(またはデビットカード)社会。お店ではカードを差し込んで4桁のPINナンバー(暗証番号)を入力するところが多いので、ICチップ付きのものを最低2枚持っておくと安心です。会社員を辞めて渡航する人は、必ず会社員のあいだに作っておいてください。会社を辞めると、クレジットカードの審査に難儀します。

ちなみに VISA か Master Card がおすすめ。

photo by European Parliament Technology - DG ITEC


アメリカン・エキスプレスは使えないところがチラホラあります。
JCBはその名の通りJapan Credit Bureau、日本拠点の信販会社なので、JCBが使えるところは「昔から日本人がよく訪れていたんだな」とわかります(笑)

なお、日本発行のクレジットカードを ヨーロッパの街角にあるATMにいれると、「海外キャッシング」として、カードの「キャッシング枠」を消費することで 現地のお金を引き出すことができます。
日本で両替してお金を持ってくるよりも効率がよかったりしますので、その面でもクレジットカードは大活躍してくれます。



4)日本の携帯の回線をどうするか考えよう
海外に持っていけばもちろんローミングで使えるものの、データ(パケット)通信をしようものなら毎日3,000円 4,000円とかかってしまいます。現地の通信会社のSIMや携帯を買うほうがはるかに効率的なので、一度解約してしまうか、休止していくのがいいでしょう。
au - 一時休止・再利用
docomo - 長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除
Softbank は現状、休止というサービスはないようです。



その他

◯英語の簡単な復習(予習?)
語学学校に通う予定の人は、とくに文法を英語で言った場合どうなるか、を予習しておくといいです。
現地の学校の多くは会話を重視しますが、それでも文法は避けて通れません。
「現在完了形」は「present perfect tense」
「受動態」は「passive tense」などなど。

他には、「どこから来たの?日本のどこ?どんなところ?」という質問はイヤというほどされるでしょうから、自分の街のこと、そして日本のこともできるだけ調べてみるといいでしょう。
アイルランドは共和制だけれど、日本は?
世界的に有名で、存命の日本人は?
世界的に有名な日本の企業は?
俳句ってなあに? などなど。

よく出身地をいったあと「なんにもないところですよ」という方がいますが、実際は同じ県内に世界遺産があったりと、「なんにもしらないだけ」だったりします。これは悲しいですよね!

あとは趣味の話などをするとき用に、好きな映画の原題を調べておいたりするのもオススメです。


◯家族と写真を撮っておく
ヨーロッパへいくと、その多くの人たちが本当に家族を大切にしていることに驚かされることでしょう。いや、私たちだって当然大切だとおもっているはず。でも、ヨーロッパの人たちの家族愛は本当に目にみえてあたたかです。毎日Skypeで電話をしている様子は、「便りのないのは良い便り」の文化な私たちとは真逆に感じることさえあります。

ホームステイでもしようものなら、おそらくあなたはこう言われます。
「家族の写真をみせて」

案外、持っていなかったりするんですよねー。私も言われて、ハッとしました。
それからは、たまたま見つけた昔の写真ですが、家族で写っている写真を持ち歩いています。
こうしていられるのも支えてくれている家族や友達がいるからこそ、ということを忘れずにいたいものです。


◯想いをつづるところを用意しておく
1年は驚くほどあっという間に過ぎてしまいます。
いろいろ目標を、、といっても、やはり行かないとわからないことだらけなので、 行く前、そして渡航したらその日その日、あと何ヶ月ぐらいでこういうことをしよう、など、その時その時の想いを書き綴っておくと 気持ちや考えも整理できていいとおもいます。
自分の手帳でも、ブログでも、Facebook、Twitterでもなんでもいいでしょう。

アイルランドは他のヨーロッパ各国にも簡単に行けるので、旅行をしたり、他国にも滞在したりしてみたいという方は ざっくりと計画しておくのもよいでしょう。

そうそう、年末年始に売られる「手帳」を毎年買う習慣のある方は、ぜひ渡航前に日本で買ってくるのがオススメです。
日本の紙の品質は素晴らしい!!

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