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木曜日, 12月 08, 2011

英語を勉強していておもうこと徒然



9月最終週から12週間通うことになってた語学学校が早くも終わろうとしています。
英語の勉強してて思ったことを綴ってみます。


語学学校のこと
私の通った語学学校は、ダブリン中心部から少し離れた穏やかな街にありました。
語学学校は生徒は全部で50人ぐらいなのかな?
夜のコースなんかもあるので会ったことない人もたくさんいますが
小規模で、なんとなくほとんどの生徒と顔見知りになれるような場所です。
先生たちはもちろんネイティブIrish。
ただでさえカナダやオーストラリアに比べてアジア人が少ないアイルランド。
中心部から離れるとさらにさらにアジア人は少ないようです。
これは私自身が望んでいたことなので、願ったり叶ったりでした。

11月半ばぐらいまでもう一人日本人の女の子がいましたが、
現在では日本人は私ひとり。
他には韓国人の女の子と男の子がひとりずつ。
韓国人は入れ替わり立ち替わりで最大3人はいました。
ちなみに中国人はいません。
噂によれば、学生ビザをとるのが至難の業なんだとか...

多い国籍は、ブラジル、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ。
ヨーロッパ諸国がやっぱり多い。
ブラジル以外にもコロンビアやコスタリカなど中南米の人もいますね。
サウジアラビア、エジプトなどアラビア語圏の人も。
多国籍で年齢も幅広く、おもしろい環境です。


叩きこまれた日本での英語学習がダテじゃない
語学留学関係の噂話を読んでいると、
「ヨーロッパ諸国の人たちはどんどんうまくなっていく」
「日本人は取り残される」なんて話もよく見かけます。
でも実際のところ、そんなこともない気がしたのです。

確かに日本語と英語は非常にかけ離れている言語です。
文字も違う。
文法・語順も違う。
日本語になくて英語にある発音がたくさんある。

それに比べて、ヨーロッパ諸国の言語を母語に持つ人達は
母語と綴りも意味も近い単語がたくさんある。
文法・語順も似ている(ところがある)。
...ことが多いのは事実だと思います。

語順も同じだし単語も似ているので多少デタラメに思いつくまましゃべっても
「しゃべれてるように聞こえる」のです。ずるい!
特にドイツ語圏の人はやっぱりずるい。
「英語とドイツ語は兄弟語」なんて言われてますが
確かにドイツ人はほぼ皆一番上のクラスにいました。

しかし!
十数年もかけてあくせく勉強してきた日本人。
なにげに文法力と語彙力は決して引けをとりません。
授業ではスピーキングはもちろん、文法やボキャブラリーの問題を
皆で一緒に解いたりもします。
正直なところスピーキング以外の分野は日本(と韓国)が最も優秀なぐらいです。

とくに日本の場合は外来語の恩恵をかなり受けているように感じます。
「heatってなに?」
「feed backってなに?」
「give up ってなんだっけ?」
「check in / check out ってなに?」
等々、ヨーロッパ語圏の人の質問に時々驚きます。
『え、そんな言葉も知らないの?』と日本の皆さんなら思うことでしょう。

(外来語と本来の英語が違う場合もあるので恩恵ばかりではないですけどねw)

「look forward to 〜ing(〜を楽しみに待つ)」
「put off = postpone(延期する)」とか
受験英語でさんざんやったような範囲も日本人は強いです。

日本にいると英会話をバリバリ使う機会ってそこまで無いので
「しゃべれはしないけど文法と語彙力鍛えてせめて書けるようにはしよう」
っていう考えのもとに日本の英語教育があるのであれば、
そこまで間違っちゃいないのかも... と思い始めてしまいました。


どの母国語にも多かれ少なかれ英語苦手ポイントがあることがわかった
例えば日本人は「LとRの発音の区別がつかない」というのは有名な話。
さんざん言われてわかるようになってきましたが
いまだにスペルを間違えたりはします。。凹

これはヨーロッパ語圏の人たちからすればありえないこと。
「全っっ然違う音じゃん!!!!!」と呆れられます。
日本語の「らりるれろ」に近いのがL。Rは舌が前歯につかない。

こういう苦労は実はどの母国語にもあるようです。
おとなり韓国の子は「f」の音が「p」になっちゃってます。
「If」が「イプ...」「Friend」が「プレンド」。
rとかnの後ろのtやdもどうも言いづらいのか、
「card」は「かー」、「Friend」は「ぷれん」に聞こえる。
なんかかわいい。いぷゆあぷれん...
韓国ではfをpの音で読むからみたいですね。
coffeeも「コピ」と言うし。

ポルトガル語を話すブラジル人にとっては、「R」と「H」が似た音らしいです。
これこそ我々にとっては「全然違うじゃん!」って気がしてしまいますが。
(そういえばフランス語の「R」もあの独特のフガフガした音...)

スペイン語は母音が5つ(a, e, i, o, u)で日本語とほぼ同じです。
なのでだいぶ英語はしゃべりづらそう。
カタコトっぷりは日本人(つまり私...)と似ています。親近感。

アラビア語圏なんて、文字を右から書きますからねー。
母音は基本的に3つしかないらしい?実際かなりシンプルな言語らしいです。
読み書きの向きが逆って、かなりしんどいんじゃないでしょうか。


英語は「簡単な言語」ただし「日本語と違い過ぎ」
すでにいろんな人が言っていることですが、
英語はきっと簡単な言語なんです。だからこそ世界で一番話されている。
ただ!!
「日本語と違い過ぎてる」のです。だから私達には難しい。
言語の難しさで言ったら日本語のほうが何倍難しいことか。

まず「私たちは3種類の文字を使います」って言ったら、
もうみんなポカン( ゚д゚)ですよ。
何度かジャパニーズアルファベットについて説明する機会があったけど、
本当に伝わらない。伝えるのも難しいし、概念が根底から違う。

『ひらがなとカタカナは、音が同じだけど、それぞれ50音あって、
使い方が少し違うんだよ。』

( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)50も...??? 50x2ってことデスカ..???

『全部ひらがなやカタカナで書いても伝わるけど、
日本語には音が同じで意味が違う単語が多い。
そこでチャイニーズキャラクターを使います』

((((;゚Д゚))))え?え?((((;゚Д゚)))) 全部で文字いくつアルノ...

※「Kanji」が伝わるのは日本語をかじったことがある人だけ

漢字ができるということは、中国語もできるんでしょう?というのが
案外多いヨーロッパ人の勘違い。

これも説明するのに一苦労する。
なにしろ漢字って一つの文字の中に複数の意味と読み方があるし
中国と日本で意味が違うものもあるし、
文字の中に意味っていう概念アルファベットにないものねえ。26個しかないし。


日本人には日本語が一番だいじ!!
英語を勉強しないことは全然悪いこととは思わない。
いや、楽しくないなら勉強する必要なんてむしろ無いとすら思います。
出国前、「社内公用語が英語になった!どうする?」みたいな本を見かけたけど
あれはひどく疑問をいだく。
英語学習に燃えてる人たちだけの会社ならいいとして、
「どうする?」とか思っちゃってる人、と
そういう人を巻き込む会社はちょっとどうなんでしょう。
たくさん時間もかかるし...楽しいならいいけど。

日本にいる日本人なら日本語話せばいいじゃないですか。
こんな繊細で綺麗な言語、もっと使わなきゃ!!
英語を勉強しながら矛盾したことを言うようだけど。

むしろきちんとした日本語を勉強して後世に伝えるべき。
日本人として生きてる以上、正しく漢字を書けるほうがよっぽどえらい。
英語を勉強したくないならせめて美しい日本語を多く学んだらいい。

ただ言語の勉強は世界が広がる可能性を大いに秘めてて、なにより私は楽しいです。
高校なり大学なり受験期なりに猛勉強した人、中学のときは得意だったという人は、
実は既にそこそこのレベルに達していると思う。文法や語彙力に関しては。
決して気後れする必要はないんだなーと、思い始めたのです。
にしても、もうちょっと流暢に話せるようになりたいですね・・(´∀`)

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