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日曜日, 1月 11, 2015

ヨーロッパ旅行の記録 その3 - イタリア編

思い出した頃に更新していくヨーロッパ旅行シリーズ。縁を感じて既に10回以上(!)行っているイタリアのあれこれをまとめて記録。





どこへ行っても素敵なイタリア。日本との縁も深いため、通はたくさんいらっしゃると思いますが、、私なりにTipsを残しておこうかと。
ちなみに私が行ったのは、北から
ミラノ/ベルガモ/ヴェネツィア/ピサ/フィレンツェ/シエナ/ローマ/ナポリ/アマルフィ・ポジターノ・サレルノ/ポンペイ/バーリ。

  1. 北と南で全然違うぞ!イタリアってこんなとこ
  2. 移動は電車が便利! web予約でスムーズ&お得に
  3. コロッセオも最後の審判も全部予約しよう
  4. バス・地下鉄などの切符は時間制が多い
  5. 安宿は少なくひっそり目立たない
  6. 「イタリア料理」とは各地の郷土料理
  7. おいしいジェラートは「盛ってないやつ」
  8. SIMカードを買ってみよう
  9. 英語で話しかけてくるやつには要注意
  10. ちょっと覚えとくと便利なイタリア語



1. 北と南で全然違うぞ!イタリアってこんなとこ

http://www.flickr.com/photos/28634332@N05/6795229474

photo by NASA's Marshall Space Flight Center

イタリアには四季があって、南部では地震もあるし、しょっちゅう噴火している活火山もあります。(シチリア島にあるエトナ山)日本との共通点がなんだか多いですね。
ただし気候は冬のほうが雨が多く、夏は乾燥していてカラッとした暑さです。「オー・ソーレ・ミオ(ナポリ弁で「ああ私の太陽」)」なんて歌があるように、ナポリ含む南部は天気の良い日が多く、北部は南欧とはいえ冬はとても寒くなります。トリノでは冬季五輪があったぐらいですしね。

ミラノ、ベルガモなどのあるロンバルディア州、ヴェネツィアのヴェネト州、ピサ、フィレンツェなどがあるトスカーナ州はイタリア北部。
北部は経済的にも潤っており、人々も真面目に働く方が多いです。
ナポリやアマルフィのあるカンパーニャ州など 南部へいくと日本人がイメージしがちな「イタリア人」がいっぱい!陽気でテキトー、とってもおしゃべりで、時間も守らない... でも燦々たる太陽の恵みをうけた野菜や果物が格別においしく、親切な人が多いです。

アイルランドやイギリスなどでイタリアの人に会ったら、ぜひイタリアのどこから?ときいてみてください。
もちろん皆が皆ではないものの、北部と南部でなんとなく「国民性」のちがいがみられるのが興味深いですね。



2. 移動は電車が便利! web予約でスムーズ&お得に
イタリアには Trenitalia というイタリア国鉄と、最近新規参入した italo という鉄道会社があります。
Trenitalia の高速鉄道(Le frecce、フレッチェは「矢」の意)は意外と時間にも正確。


FRECCIAROSSA(フレッチャロッサ)英訳するとレッドアロー号ですね。(西武...)
東海道新幹線でいうところの「のぞみ」でしょうか。停車駅が少なく最高時速300kmで移動できます。車内には WiFiも完備。クレジットカードがあれば利用登録でき、利用料は0.01ユーロとほぼ無料です。料金も他に比べて高い場合が多いためきちんとした人たちが乗っていて、遅れることもほとんどありません。


FRECCIARGENTO(フレッチャルジェント)Argentoはシルバー。シルバーアロー号。
これは「ひかり」。

FRECCIABIANCA(フレッチャビアンカ)ホワイトアロー号。
これは言うなれば「こだま」。

いずれも1等車、2等車がありますが、これらの高速鉄道は2等車で充分綺麗です!最安のチケットで乗っても満足できるはず。

http://www.flickr.com/photos/87347455@N00/8267173903

photo by HHA124L

↑こちらは最も一般的なtrenitaliaの切符自販機。
地元の地下鉄をのぞけば改札がない駅がほとんどなので、チケットチェックは乗車中に車掌さんがまわってくるスタイル。チケットは駅の自動販売機や窓口で購入することもできます。その場合はチケット自体に「どの時刻の電車に乗るのか」指定が書かれていないので、「これから来るのに乗ります」のしるしとして、駅の打刻機でタイムスタンプを忘れずに。
これがないと、何度でも乗り回すことができてしまうためですね。

Mito N. 📱さん(@mitoo)が投稿した動画 -




web上で予約した場合は記入したメールアドレス宛てにチケットがpdfが送られてくるので、それを印刷したものまたは予約ナンバーを車掌さんに伝えると、誰がどこに座っているかを端末でチェックしてくれます。

高速鉄道でない、時間のかかる安〜い電車だと混んでいるうえに乗っている人の民度もぐっとさがるので
旅行の際は上記の赤/銀/白 または italo が安心です。



3. コロッセオも最後の審判も全部予約しよう

http://www.flickr.com/photos/28145073@N08/8609333271

photo by Moyan_Brenn

案外知られずにぞろぞろ〜〜っと行列がなされていることが多いのですが、ローマのコロッセオや 「最後の審判」のあるヴァチカン美術館など主要観光地は、全てwebで予約することができるうえに、行列をスキップして効率よく巡ることができます。


□コロッセオの予約(英語)
http://www.coopculture.it/en/colosseo-e-shop.cfm

□ヴァチカン美術館公式サイト(英語)
このページ最下部「Skip the queue and buy the tickets online」から予約可能。
http://mv.vatican.va/3_EN/pages/z-Info/MV_Info_Orari.html

□ローマ・パス
ローマの交通などを効率良く乗れる。自分のスタイルや目的にあわせて選ぼう!
http://www.romapass.it/?l=en



4. バス・地下鉄などの切符は時間制が多い

http://www.flickr.com/photos/37736753@N02/5090176822

photo by Cau Napoli


90分(90 minuti ノヴァンタ・ミヌーティ)、120分(120 minuti チェントヴェンティ・ミヌーティ)など時間刻みになっているものが多く、はじめの改札(または打刻機)を通ってからその時間内なら何度も乗り降りできるというシステム。
乗り換えの度に引かれていく日本の鉄道より効率的に感じることも多いです。道端におちている切符がまだ時間内なら、こっそり使っちゃったり(゜m゜)




5. 安宿は少なくひっそり目立たない

イタリアはドミトリー(ベッドが一部屋に複数ある部屋)のあるようなホステルが案外ありません。
フィレンツェ、ナポリ、バーリではいくつかホステルがありますが
ミラノ、ローマは探すのに苦労しました。

代わりに多いのが、ホテルもそうですが オーナーが自宅の空き部屋を貸す B&B のようなスタイル。
で、そういうのだと看板も出ていなくてすごく探しづらい。

他のヨーロッパの国に同じく、すべての道に名前がついているイタリア。
「via」が「〜通り」という意味です。住所から目的地を見つけるのに慣れましょう!

http://www.flickr.com/photos/32179765@N00/2299926501

photo by kiki follettosa



築数百年なんて建物がザラにあるイタリア。
目的の番地まで来ると、こんなかんじの「集合インターホン」が大扉の脇についていることが多いです。

http://www.flickr.com/photos/67162861@N00/374731166

photo by Geomangio


親切なオーナーならここに宿の名前などを書いている(だとしてもかなり小さい!)ので、該当のインターホンを押して開けてもらいます。



6. 「イタリア料理」とは各地の郷土料理
19世紀にイタリア王国として統一されるまで、州ごとにそれぞれの特色が色濃かったイタリアでは 今でもその州ごとに伝わる郷土料理があります。
ピッツァならナポリ、プーリア州ならブッラータという生乳入りモッツァレラチーズ、カルボナーラはローマ発祥、、と、我々の知る「イタリア料理」は実はイタリアの各所からうまれているのですね。ご当地名物が豊富にあるのはまるで日本のようです。

ぜひ各所の名物をみつけてくださいね!

mangiare mangiare :9

Mito N. 📱さん(@mitoo)が投稿した写真 -





7. おいしいジェラートは「盛ってないやつ」
だいたいどこで食べてもおいしく感じてしまうイタリアの魔法。
で、多くのお店はこんなかんじに、見た目派手〜に「盛っている」ことが多いのですが。。

http://www.flickr.com/photos/37873897@N06/5032423004

photo by Flavio~


真の「アタリ」はこういうのであることが多い!

http://www.flickr.com/photos/96698953@N00/2130174004

photo by Potjie


私のおすすめジェラテリアは、、
ローマ:Gelateria del Teatro
ナポリ:Gelateria Della Scimmia
かなあ〜〜ああ、食べたい...



8. SIMカードを買ってみよう


他にアイルランドでもおなじみ vodafonetre(three) もありますが、
イタリアでメジャーなのは TIM か wind。
TIMはイタリアのカルチョ(サッカー) セリエAのスポンサーもしている規模で、日本でいうdocomo的存在でしょうか。
電波も比較的広範囲で安定しています。

TIMもWINDもちょくちょく期間限定で安くなったりするので、短期利用の場合どちらが安いというのが一概には言えません。
ローマやミラノなど主要な駅にはどちらもだいたいお店が入っていて、スタッフも観光客対応に慣れており英語が通じることが多いです。

ただイタリアの電話回線ってなんだか気まぐれで、雨が降ったら繋がりにくいとか、夕方や夜になると(みんなが使い始めるから)ネットが遅くなったりだとか、そもそも回線の開通に時間がかかっちゃったりとか、、てのがふつうにあります... そんなイタリア式も楽しんでしまいましょう☆




9. 英語で話しかけてくるやつには要注意

「やっぱりイタリアにはスリが多いの?」はよくある質問。
世界中から観光客の来る、ヨーロッパの主要駅や主要観光地はどこだってスリがいるので イタリアをことさら取り立てるのもどうかなと思いますが、やはり多いっちゃ多いです。
↑上の写真中央にいるサンタの格好したおばちゃんは、脚が悪いふりして小銭をせびってくるやつ。
駅の券売機のそばには必ず「may I help you?」「are you okay?」と声をかけてきては最後のお釣りをちょろまかすオッサンがわんさか居ます。
いずれも「わかりやすい」ので、スキを見せず毅然としていれば大丈夫。


10. ちょっと覚えとくと便利なイタリア語

http://www.flickr.com/photos/11813855@N08/1399036162

photo by appelogen.be


「Ciao!(チャオ)」
英語の「Hi」にあたる、ライトな挨拶。お店に入るときなどはお店の人の顔をみて「Ciao!」「Buongiorno(ブオンジョルノ/こんにちは)」と声をかけると印象がよくなります。
ちなみに、「Ciao」を丁寧にしたのが「Salve(サルヴェ)」。初対面の人や目上の人、男性が女性に対して(さすが!)使う、少しだけ恭しい挨拶です。


「Sì(スィ)/No(ノ)」
英語のYesとNo。イタリアから帰って来る頃には、「はい」を「Sì」と言ってしまう癖がついてしまうかも。


「Basta!(バスタ)」
英語の「enough」にあたる単語。「もっと食べる?」→「いえ、充分です」の時に「Basta, Grazie」。
さっき書いたようなスリがしつこく来た時、「ええ加減にせーや!」の意味で強めに「Basta!!!」。
注文をしていて「以上でお願いします」の時に「Basta」。
とっても便利です。


「Parla inglese?(パルラ イングレーゼ?)」
「Do you speak English?」です。日本語なら「Parla Giapponese?(パルラ ジャポネーゼ?)」。


「Poco(ポコ)」
「少し」です。たくさん、とっても は「Molto(モルト)」。Molto buono!!で「とってもおいしい!!」になります。


「Dove(ドーヴェ)」
英語の「Where」です。場所を尋ねたいときは ドーヴェなんたらかんたら〜 と言えばOK。


「gusto(グスト)」
英語の「taste」や「flavour」で、ジェラートを注文するときに便利。
選べるのはひとつだけなのかな?2種類のせてもらうにはどうしたら?って思いますよね。
「2 gusti(ドゥエ グスティ)」とか「3 gusti(トレ グスティ)」って言えば「あーはいはい、さっさと選べよ」って顔でジェラートをぺたぺたやってくれるはず。
ファミレスで「ガスト」ってありますが、おそらくここから来ています。
で、書いてあるのが読めなくて「これと〜これと〜」で済ませるときは「quest e quest〜(クエスト ぇ クエスト〜)」でまあOK。


イタリア語は母音が日本語とほぼ同じなので お互い聞き取りやすい言語です。Rは巻き舌ですが、カタカナ発音で充分通じますよ。
個人的に愛してやまないイタリア、長々書いてしまいましたが...
2015年にはミラノで万博もあるので、ますます盛り上がることでしょう!
Buon viaggio!!

ヨーロッパ旅行シリーズ、次回はいつになるかわかりませんが「クロアチア」になるはず!

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